中州の夜。ばい

オトンから呼び出され博多までひとっ飛び。
広島から新幹線で片道一時間弱なワケで。
到着したのは9時前で、駅の玄関口にスーツ姿のオトン発見。
全然知らん人から見れば、多分そっちの職業の方って思うやろう。
人を待っとったみたいで、パチンコ屋に入って時間つぶしとこうってことになって。
オトンから「ほら」って五千円もらって、和気藹々とスロット回してた。
手馴れてないせいか、コイン入れるのにも時間かかる。
たまに落としたりして時間稼ぎ。
そうこうしとる間にオトンは五千円すった様子。俺はまだ三千円。
おかげで差額分を頂くことに。
まぁその後うまい焼肉食べ行って、スナックへ。


前は地元のスナックへ連れてかれて、本当にスナックばっか食べよった時代もあった。
でも今回はきちんとスナック控えめに、酒多め飲めました。
弾けもしないギターを飾っとったり、光もしないミラーボールを置いたったり、何か不思議なオーラがそこにはあって、終始挙動不審な俺。
ママやら、お姉さん(おばさん?)達はもちろん、オトンやその仲間達をロックオンして話しに花を咲かせとるワケで、俺はずっとウィスキーのジンジャエール割りをちびちび。
たまに話しのネタが尽きたかと思うと、俺を狙ってくる。
「鼻が高ぁい☆」「目じりがお父さんそっくりぃ☆」「お肌がすべすべ☆」「もてるでしょう☆」
…お世辞って分かっとっても嬉しかし。
誰かが煙草くわえると、すかさず火をつけるっていうよくTVで見るあれを目の当たりにして、ちょっと内心ドキドキ…。
恐る恐るくわえてみると、瞬時に火を付けてくれた。
…仕事って分かっとっても嬉しかし。
調子乗ってまたくわえてみたけど、今度は話しに集中しとって、無視。
…自分でつけたし。
2時間くらいおって、そろそろホテル帰ろうってことになって。


屋台行きたくて、ホテルの目の前のラーメン食べに。
満席になっとって、クーラーボックスの上でラーメンすすったけど、そんな感じも嫌いじゃなかったり。味はいまいちやったけどね。
おっちゃんイイ人で、子どもと二人で営業しとって、何か羨ましかった。


ホテル戻ったらそりゃ爆睡ですわ。