幸せばありがとうね!

電車の中から書いてます。ケツメ最高やったばい!鳥肌立ちまくり。生で聞けて幸せやった。いい思い出になった。また行きたかなぁ。
今度はツアーあるらしかけんそれにも行こう。6月29日にはアルバムも出るらしい!買うべし!新曲も聞けたよ。ロック調でかっこよかった。幸せをありがと〜!
彼女と行っとったとけど、その日の夜に飲みに行って今後の二人について話し合った。結論から言うと別れる。
前別れたことになってて、それでも今回は二人で行くことになった。せっかくチケット取れたしって理由で。俺はまた仲直りするやろうって軽い気持ちのあって、ケツメのライブの後にもう一回付き合ってって言うつもりやった。
飲みながら話してるうちにだんだんお互い本音の出てきて、どうもやばい雰囲気。やっぱり無理やった。彼女の決意は固い。その時にはもう何言っても無駄やった。

俺が好きやったら、それに彼女も応えてくれるって思ってた。お互い愛し合っとけば、距離なんて関係ないって思ってた。今は辛いけど何年後かには、二人で幸せになれるって思ってた。俺の将来には全部彼女がおったとよ。何をするにしても、そこには彼女がおった。

でももうちょいで彼女と別れてしまう。って思ったら俺も泣けてきてしまった。やけん、早めに飲み屋出てホテルに戻った。めちゃ泣き叫びたかった。

ホテルに戻っても話の続きしよって、なんとか平然を保ってた。無理してた。「俺と別れても頑張れよ!俺と付き合って学んだ事ばいかせ!お前は自分が思っとる程バカじゃない。いい男ば見付けろよ。幸せになれよ…」本当はイヤやった。自分の側にずっとおっておってほしかった。でも言葉だけでも、彼女ば後押ししてやらんば、また悲しませてしまう。最後の思いやりってやつやな。辛かった。その日は最後の腕枕して寝た。

んで今日。もう逢うことはない。今日で最後。本当に最後。最後くらい前みたいに二人で楽しく、笑いながら過ごしたかった。特別ルールで今日だけカップルに戻ることにした。手も繋いでいい。普通にカップルした。でもずっと悲しかった。だって全部が最後やん。手ば繋ぐとも、話するとも、電車に乗るとも、一緒にコーヒー飲むとも、食事するとも。全部が最後。やっぱ普通にしとくとは無理やった。たまに手ば強く握る。彼女も握り返してくる。俺の反応に応えてくれる。もうそんなことってないとやろうなぁって思ったら、また悲しくなって、無言になってしまった。
やばい、また泣きそう。

もう後一時間で帰りの電車がくる。あと一時間で二人の時間は終わり。色々な思い出が出てくる。本当にドラマみたいに。もう一言も話せん。顔ば見ることもできん。それをしたら絶対泣くって思った。
彼女と交換したペアリング。彼女の初給料で買ってもらったジッポ。どっちも捨てれんかったけん、こそっと彼女のバッグに入れ込んだ。俺には捨てることできんかったけん。心のどこかで彼女に俺を忘れてほしくないって気持ちのあったとかもしれん。
でもジッポだけ見つかって返された。「持ってて」って。結局受け取らんで、机のうえに置きっぱなしにされたジッポ。
後30分で電車がくる。そう考えたら泣けてきて顔伏せた。泣き止んで顔あげたらジッポがない。彼女が捨てたらしい。そっか、捨てたか。その方が気が楽や。って思った。
最後の見送りなんて、悲しすぎてできんって思って、トイレ行く振りしてバイバイしようって考えた。その方が泣かんですむしね。じゃぁ行ってくるけんってトイレに行って、もう別れるつもりやった。
トイレ終わって、駅のホームに行きよったら、後ろから走ってくる音がした。振り返ったら彼女が泣きべそかきながら、そこに立ってた。何となく気付いたらしい。俺も泣いた。また逢えたって思った。でも俺は振り向かずにホームにむかう。後ろから着いてきてるのも気付いてた。でも振り向かんかった。
最後に彼女の顔ば見れた。大好きな彼女の顔ば見れた。幸せやった。もう思い残すことはなんもない。ありがとう。って誰に言ったか知らんけど心の中で唱えてた。
ホームの端っこまで歩いて振り返ってみたら、まだ彼女がおる。俺は冷たくあしらった。もういいけん、最後にお前の顔見れただけで幸せばい。って思って。でも彼女は俺のリュックの中におにぎりを入れてくる。電車の中で食べろって言いながら。その時俺は思いっきり彼女ば突き飛ばした。「もうよかけん!はよ行け!これ以上一緒におっても辛か!」
もう声になってなかった。
彼女は黙って歩きだした。それが最後に俺が彼女に言った言葉。
リュックの中におにぎり入れたとか確認してみると、おにぎりは入ってなく、底の方にジッポがあった。また泣いた。ドラマみたいやけど、本当に泣いた。

ちょうど向かいのホームに彼女が乗る新幹線あって、眺めてた。しばらくして電車が動きだした。これで本当に最後。今日一日笑えんかったけん、最後くらい満面の笑みで見送りたかった。彼女は一号車の一番前のドアからこっちを見てた。俺はジッポ持ちながら、手を振って何回もうなずいた。これは大切にする。俺も頑張るけん、お前も頑張れ。って思いながら手を振った。笑おうとしたけど、笑えんかった。表情作れん。込み上げてくる感情ば押さえきれずに、男らしくないけど泣きました。
彼女も泣いてた。

んで今電車の中。なんとか涙をこぼさずに書き終えることができました。
もう本当に二人は逢うことないやろうなぁ。切ないけど、前向きに歩いていこう!
ありがとう。幸せやったばい。
もしお互い結婚できんかったり、じぃさんばぁさんになって、未亡人になったりしたら結婚しようか?こんな考えも捨てた方がいいかな?どうせ俺は女々しいさ。でもそれくらい許してくれ。
俺は後悔はしとらんよ。充実した四年五ヵ月やったばい。ブログを通じて俺の成長ば見届けとって。
ではでは\(^_^ )( ^_^)/